ちょっとだけ、素敵な思い出にひたってみたいなって思っています。
もうそろそろ、4年の月日の流れになるんですね。
沖縄に帰ってきて、4年目になります。
その前は、北海道の札幌市にいました。
誰も知り合いもいない中、よく生活していたなぁ。と今なら思います。
『頑張ればどうにかなる』 って、本気で思っていました。
(甘かったんですけどね)
北の土地は、とても厳しい土地だということも時間をかけて知りました。
沖縄生まれ、沖縄育ちの私が、
北海道に移り住んだのは7年くらい前になるのかな?
移り住んだ日は、クリスマスイブ。
とても大雪の冬の年でした。
最初の年は、全てが珍しく、新鮮で、
空から降ってくる雪に感動でいっぱいでした。
それから、子供と児童会館の
子育て広場みたいなものに、週1回通い始め、
子どもにも友達ができ、私にもママ友ができました。
北の生活について、穏やかな空気で
一つ一つ教えてくれたお友達。
その中でも、本当に穏やかに、ていねいな言葉で、
ゆっくりゆっくり色んなことを教えてくれた、
MADOKAさんというお姉さんがいました。
お家にお邪魔させて頂いた時には、
いつも必ず、温かいコーヒーを入れてくれました。
そのコーヒーの香りに癒されて、そのコーヒーの香りで、
沖縄にいる母を思い出しながら、おいしく頂いていました。
記憶している香りで、思い出の引き出しを開けることができます。
それが・・・
芳香作用
コーヒーにも香りの作用があります。
私にとっては、MADOKAさんは本当にお世話になった人。
最後の最後まで、北の土地で生きるための生活の知恵を教えて頂いていました。
それ以上に、人として、穏やかに生きるということ。
伝えるために、考えて言葉を発し、
穏やかな気持ちで相手と気持ちよく接する・・・ということも学びました。
私は、どこに行っても、素敵な人達との出会いがあったんだなと・・・
振り返ってみても、感謝の気持ちが溢れます。
『本当に無防備で、北での生活の知恵も持たずに、よく北海道へきたよね。
沖縄生まれ、沖縄育ちのあなたが北海道で生きていけるのかどうかが
心配でしょうがなかったのよ(^-^)
わからないことや、困ったことがあったら何でもきいてね。』
って、温かな笑顔で言ってくれたのを覚えています。
今では、温かいコーヒーの香りと出会うと、
MADOKAさんの事を思い出すようになりました。
それくらい、MADOKAさんの存在が、
あの頃の私にとっては、大きかったと思います。
いつも、素敵な出会いに感謝です。
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