2012年7月9日月曜日

コーヒーの香り

ちょっとだけ、素敵な思い出にひたってみたいなって思っています。

もうそろそろ、4年の月日の流れになるんですね。

沖縄に帰ってきて、4年目になります。

その前は、北海道の札幌市にいました。

誰も知り合いもいない中、よく生活していたなぁ。と今なら思います。

『頑張ればどうにかなる』 って、本気で思っていました。

(甘かったんですけどね)

北の土地は、とても厳しい土地だということも時間をかけて知りました。

沖縄生まれ、沖縄育ちの私が、

北海道に移り住んだのは7年くらい前になるのかな?

移り住んだ日は、クリスマスイブ。

とても大雪の冬の年でした。






最初の年は、全てが珍しく、新鮮で、

空から降ってくる雪に感動でいっぱいでした。


それから、子供と児童会館の

子育て広場みたいなものに、週1回通い始め、

子どもにも友達ができ、私にもママ友ができました。

北の生活について、穏やかな空気で

一つ一つ教えてくれたお友達。

その中でも、本当に穏やかに、ていねいな言葉で、

ゆっくりゆっくり色んなことを教えてくれた、

MADOKAさんというお姉さんがいました。



お家にお邪魔させて頂いた時には、

いつも必ず、温かいコーヒーを入れてくれました。

そのコーヒーの香りに癒されて、そのコーヒーの香りで、

沖縄にいる母を思い出しながら、おいしく頂いていました。

記憶している香りで、思い出の引き出しを開けることができます。



それが・・・

芳香作用


コーヒーにも香りの作用があります。

私にとっては、MADOKAさんは本当にお世話になった人。

最後の最後まで、北の土地で生きるための生活の知恵を教えて頂いていました。

それ以上に、人として、穏やかに生きるということ。

伝えるために、考えて言葉を発し、

穏やかな気持ちで相手と気持ちよく接する・・・ということも学びました。

私は、どこに行っても、素敵な人達との出会いがあったんだなと・・・


振り返ってみても、感謝の気持ちが溢れます。

『本当に無防備で、北での生活の知恵も持たずに、よく北海道へきたよね。

沖縄生まれ、沖縄育ちのあなたが北海道で生きていけるのかどうかが

心配でしょうがなかったのよ(^-^)

わからないことや、困ったことがあったら何でもきいてね。』


って、温かな笑顔で言ってくれたのを覚えています。

今では、温かいコーヒーの香りと出会うと、

MADOKAさんの事を思い出すようになりました。

それくらい、MADOKAさんの存在が、

あの頃の私にとっては、大きかったと思います。



いつも、素敵な出会いに感謝です。





0 件のコメント:

コメントを投稿